分路リアクトル

長距離送電線路やケーブル送電線路においては、時に受電端の電圧上昇の問題を生じます。これは対地静電容量に起因する進相無効電力によるものであり、特に軽負荷時に顕著となります。分路リアクトルは系統に並列に接続され、この進相無効電力を補償することにより電圧上昇を抑えて、電圧の安定化に寄与します。
富士電機ではラジアル鉄心の採用などにより、低損失、低騒音、高信頼性の分路リアクトルを製作しており、定格電圧765kV用を含め、各国へ多数の納入実績を有しております。